終末ツーリング 無料漫画詳細 – 無料コミック ComicWalker
出たばかりの2巻、VRみたいな没入感で一気に読んでしまった……
文明の滅んだ関東で(もしかして日本全体がこうなってるの?)、2人だけのバイク旅をする、少女たちのロードムービーもの。
¥663
ヨーコとアイリの2人は秋葉原を探索したあと、海ほたるに向かう。打ち捨てられた車が道路をふさいでもバイクならどこまでも行ける――。2人の少女が誰もいない朽ち果てた世界をセローで駆け回る話題作、待望の第2巻!
■
2巻になって、俄然アクティブになってきたね。このマンガ、ゆるふわな萌え系と思いきや……今回は何度か死にかける
旅にトラブルは付き物だけど、ポスト・アポカリプスならではの自然災害が、こんな可愛い子たちの身に起こるって! なんともエグい!
文明崩壊後に起こる、自然の驚異のヤバさ。
これは先日お亡くなりになられた、さいとう・たかを先生の名作「サバイバル」を思い起こさせる。
¥565
大地震で、文明がもろくも崩れ去った中で、サトル少年のサバイバルが始まった。ただ一人、荒野をさすらうその行く手に待ち受けているのは生か死か…。過酷な少年の運命を通して、文明を失った現代人の理性と本能を描いていく。
■
2巻の前半は秋葉原。「もしも秋葉原が廃墟になったら」というifの光景が描かれる。
上野動物園の動物たちが脱走して、独自の生態系を築いているのは笑った。けどこれもリアルなシミュレーションなんだろうなー
「サバイバル」のサトル君も、球場でトラに遭遇したしね……。
美少女の看板やメイド喫茶が朽ちている様子に、なんとなく趣深さを感じて感傷的になってしまった。
廃墟のロマンってあるじゃないですか。
残骸から、そこにかつてあった生活を想像しては切なくなる。あの感情をめちゃくちゃ刺激される。
と同時にメイド服のアイリに激萌えしたりして、情緒が……情緒が追いつかない……!!
そういった感傷が凝縮されているのが、無人と化したUDXの出来事だったり。
旅ものの高揚感と同時に、魚釣りやパンクの修繕、自販機の下の小銭拾い(!)など、ワクワクした楽しさもキャラクターコミックとして◯
それに加えて、世界は美しくて、理不尽で、残酷。そんなシビアもしっかりと描く。
萌え、バイク、旅、廃墟……いろんな要素が合わさっているのに、支離滅裂にならずに、調和が取れている。バランス感覚が見事です。
ヨーコとアイリの旅路に、これからも期待大。
¥663
ヨーコとアイリの2人は秋葉原を探索したあと、海ほたるに向かう。打ち捨てられた車が道路をふさいでもバイクならどこまでも行ける――。2人の少女が誰もいない朽ち果てた世界をセローで駆け回る話題作、待望の第2巻!