ダンジョン飯 5
九井 諒子 著
ダンジョンの魔物を倒して、その肉を食べるっていう「マイト&マジック」風の架空料理漫画としての面白さが強くて、「ウィザードリィ」をオマージュしたネタ(クリーピングコインとか)にニヤニヤしながら読んでたシリーズ。
で、今回はダンジョンの主である狂乱の魔術師が登場してワードナっすね!狂ってたのトレボーの方だけど! みたいな。
5巻はマルシルのコメディリリーフが眩しいくらいに光ってました。
コカトリスをおびき寄せるのに大見得きったり、その後にオモシロポーズで石化したり、いや~大笑いしましたわ。美人のエルフなのに、もはや色気無し。
5巻になってもネタが尽きないどころか、ファリンを蘇生してからも、さらに物語が転がっていくのが大したもの(なぜか上から)。
これ、クリエイティブな活動でも同じことなんですよね。いちいち照れていたら世の中、何も学べないわけで。
こういう大事な真理をサラッと入れてくるのも、九井諒子マンガの面白いところ。