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【雑記】「俺を好きなのはお前だけかよ15巻」駱駝先生にインタビューしました

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【コラム】俺を好きなのはお前だけかよ15巻インタビュー!「“俺好き”はバトル漫画で好きなシーンを、ラブコメに落とし込んでいる」 : アキバBlog
駱駝先生にインタビューしました!

「俺好き」もいよいよ大詰めも近いってことで、ネタバレ度が高め。記事の後半2/3くらいが15巻までの内容になっています。


ネタバレじゃないOVAのところで、駱駝先生が面白いことをおっしゃっています。

>───ラノベの読者とテレビの視聴者で刺さる所、刺さらない所の違いってあるんでしょうか?

>駱駝:やっぱり主人公の見え方が違ってきます。ライトノベルって一人称で、ジョーロとの一体感を持って、自分がジョーロになった気持ちで読む人って多いと思うんですよ。

小説は、読者と主人公のシンクロ率を高くして読める。
アニメは、映像がカメラ視点である以上、客観的なドラマとして受け止めるという媒体の違い。

そう、偉大なるくりむ会長も、おっしゃっていたじゃないですか!


「メディアの違いを理解せよ!」とは


でも「俺好き」に関しては、原作者が全話の脚本を手掛けているだけあって、「飛影はそんなこと言わない」みたいなキャラブレもなく、原作をアニメに落とし込むのに完璧な仕上がりだったわけです。


それとネタバレ部分のトークになってしまうんですが、もう一点、15巻の「とある」展開で、モチーフとなっているのが「うしおととら」だと答えてらっしゃる。
その後、敵だったホースが味方として駆けつける展開も、恋愛モノよりもバトルモノの話の筋なんですよ。

>駱駝:私は日々、いかにバトルもので好きなシーンをラブコメに落とし込むかを考えている作家なので(笑)

ああ、アレンジ/オマージュってこういう事なんだなって腑に落ちました。

昔のゲームラボって雑誌で、アニメの『School Days』でメイザーズぬまきちさんにインタビューした事があります。
その時、「『School Days』の元ネタは金庸の武侠小説。主人公が逃げ続けた結果、どんどん酷い状況に転がるところから」って答えていたのが印象的で。

自分が影響を受けた作品をモチーフにして創作する時って、遠いところから持ってくる方が、得てして作品は面白くなるのかなっていう気づきを得ました。


インタビューはコロナ禍のため、スカイプによるリモートで実施。デビュー作でアニメ化して、その全話脚本もやるって偉業だよなーと思いながら聴き手に回ってました。よろしければぜひ。

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